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狂牛病(BSE)情報 1118 フランス、狂牛病検査やめる [平成阿房伝]

10月2日(木)14 By Ciaran Moran  AGRILAND


フランス、BSE検査をしないと決定


 フランス農業省のStephane Le Follは、「フランスは狂牛病(BSE)検査を止める」とと発表。

 大臣は、Sommet de Elevage で通達した。業界の強い要求に応えて、BSE(狂牛病)検査を2002年1月1日以降に生まれた牛から実施しないと声明。

 BSEは1980年代初頭流行した、牛の神経系統の病気である。イギリスで初めて診断された。

 一般的にBSEは汚染された飼料によって感染する。過去にMBM(肉骨粉)が種々の草食動物の飼料にされていた
プリオンがと畜方法やMBMによって感染する可能性があった。
 アイルランドの農業食品省は、家畜飼育産業を法律に則って検査をした。この結果、BSEに関する飼料に多くの問題が明らかになった。
 現在、72ヶ月以上のすべての牛はと畜後、狂牛病検査が義務づけられている。農場で死んだ成牛も狂牛病検査が義務づけられている。

 
ひとこと:フランスでの狂牛病発生は、2010年 5頭、2011年 3頭、2012年 1頭、2013年 2頭。2013年の2頭は非定型の狂牛病で、汚染された飼料で発生したものではないとされている。アイルランドを例にして、飼料に肉骨粉が使用されている可能性を問題とした。つまり狂牛病は発生しうるということを前提に狂牛病検査をしている。日本でも全頭検査から3歳以上に引き上げられた。さらに特定危険部位(脳や神経系、内臓の大部分)の摘出が義務づけられている。世界はそのような状況であるが、フランスの検査停止措置は極めて異例といえる。ここ10年間全く狂牛病が発生していない訳でもない。大いなる疑問である。畜産業界は、狂牛病検査をしたくないのである。アメリカでも年間4万頭の検査でしかない、4000万頭をと畜して。フランスが先鞭をつけて、他の国が習うこととなるのか。 





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