石のつぶやき８０５ ベネッセお詫びの図書券５００円 笑止千万 [平成阿房伝]
台風１９号が来る直前、ベネッセから下記のような文書の入った封書が送られてきた。
ざっと読んでみると、一応１件当たり５００円の図書券と以前の報道で聞いていたが、払うことは払うが、「お詫びの品」として金券・ギフト券①５００円の電子マネー、②５００円の図書券としてである。①の電子マネーは楽天か、アマゾンかナナコ。該当しない。②図書券は、はがきで意思を示さなければならない。面倒な気持ちが先立つ。しかもこんな注意事項がある、＊図書カードは新たにご用意する関係上、お届けまでに時間をいただいております。１０月下旬以降のお届けを予定していますが、最長６ヶ月程度かかる場合がございます。何卒、ご了承ください。
と、面倒くさい手続きの上、これから用意すると？図書券ははじめから想定していない。手続きが面倒な客にご用意されたのは、「こども基金」ときたもんだ。なるほどなるほど、無い頭を絞りに絞ったのですね、何とか払う金を削減する名案があったのです。「こども基金」という名の下に５００円の回収という迷案。ベネッセが回収した５００円をベネッセが基金に寄付するのだという。この基金はいくらを原資とするからこのような活動をすると謳うものだが、ご託が並べてあるだけだ。
【財団の活動・助成の例】
・経済的理由や重い病気等の困難を抱える子どもたちの学習や進学の支援
・グローバル社会を生きる子どもたちの学び支援（例:国際交流や留学支援など）
・子どもの安心・安全を守るための活動
（例：子どもの防犯に関する活動や個人情報保護に向けた社会的な取り組みの促進など）
・その他、子どもの成長支援に関する活動 等
と、いろいろ挙げているが、具体的な原資がないからまさに絵空事である。悲しいかな、５００円の回収の方便に聞こえる。今回の不祥事を、事件を「事故」と片付けている。誠意が見えてこない。すべからく子会社の責任でベネッセ本体には責任はないけれども世間を騒がしたので渋々対応しているだけだという意図が透けて見える。
今回の問題はご大層なことでもなく、セキュリティの問題でも無く、ベネッセがただただぼんくらであったことだ。
それよりこの５００円、どうするか、とんでもない難問を押しつけられたものだ。そちらの方が大問題だ。
お客様情報漏洩に関するお詫びとご報告
このたび、ベネッセコーポレーションのお客様情報漏洩において、お客様ご自身の情報も含まれていることが判明しましたので、本書状を送付させていただきました。
お客様、そして大切なお子様やご家族の情報の漏えいという、あってはならない事故を招き、大変なご心配をおかけすることになり、心より深くお詫び申し上げます。
今後、全社をあげて被害の拡大防止に努めるとともに、警察への協力および公的機関との連携により、お客様情報の拡散防止に取り組むことをお約束いたします。
今回の原因が、弊社内の情報管理・運用体制の至らなさにあったことを重く受け止め、早急に基本セキュリティ対策の徹底を図りました。また、今後は主に以下の三つの施策をもって再発防止に努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
１）グループ全体の情報管理体制・組織の抜本的改革
２）データ運用・保守の管理強化を目的とした新会社の設立
３）外部有識者が構成する外部監視機関設置による定期的かつ客観的な監査体制構築
なお、漏えいの対象となりご心配をおかけしたお客様へ、些少ではございますが、お詫びの品をご用意させていただきたく、別紙にてご報告いたします。また、弊社からのもう一つのお詫びのあり方として、「こども基金」の設立を行い、広く社会に貢献するための活動を行うことを決意いたしました。何卒、別紙本件の詳細もご一読くださいますようお願い申し上げます。
弊社は、社会に信頼される企業としての責務を再認識し、世界トップクラスの情報セキュリティ体制構築を目指していく所存です。今後は、一層の品質向上を追求することで、お客様のより豊かな暮らしに貢献し、充実した教育サービスをお届けするために全力を挙げて取り組むことを、改めてここにお約束させていただきます。
株式会社ベネッセホールディングス 代表取締役会長兼社長
株式会社ベネッセコーポレション 代表取締役社長 原田 泳幸
◎一度お手紙をお送りしているお客様にも、新たなご報告のため改めてお手紙をお送りしています。ご了承ください。
◎すでに個人情報消去のご連絡をいただいているお客様にも、ご報告のためお手紙を送付させていただきました。
お詫びの品の発送後、情報は消去いたします。何卒、ご了承くださいませ。
◎問題のありましたデータベース、ならびに全システムに対する外部専門機関による監査を終了し、必要な対策は実行しております。
ざっと読んでみると、一応１件当たり５００円の図書券と以前の報道で聞いていたが、払うことは払うが、「お詫びの品」として金券・ギフト券①５００円の電子マネー、②５００円の図書券としてである。①の電子マネーは楽天か、アマゾンかナナコ。該当しない。②図書券は、はがきで意思を示さなければならない。面倒な気持ちが先立つ。しかもこんな注意事項がある、＊図書カードは新たにご用意する関係上、お届けまでに時間をいただいております。１０月下旬以降のお届けを予定していますが、最長６ヶ月程度かかる場合がございます。何卒、ご了承ください。
と、面倒くさい手続きの上、これから用意すると？図書券ははじめから想定していない。手続きが面倒な客にご用意されたのは、「こども基金」ときたもんだ。なるほどなるほど、無い頭を絞りに絞ったのですね、何とか払う金を削減する名案があったのです。「こども基金」という名の下に５００円の回収という迷案。ベネッセが回収した５００円をベネッセが基金に寄付するのだという。この基金はいくらを原資とするからこのような活動をすると謳うものだが、ご託が並べてあるだけだ。
【財団の活動・助成の例】
・経済的理由や重い病気等の困難を抱える子どもたちの学習や進学の支援
・グローバル社会を生きる子どもたちの学び支援（例:国際交流や留学支援など）
・子どもの安心・安全を守るための活動
（例：子どもの防犯に関する活動や個人情報保護に向けた社会的な取り組みの促進など）
・その他、子どもの成長支援に関する活動 等
と、いろいろ挙げているが、具体的な原資がないからまさに絵空事である。悲しいかな、５００円の回収の方便に聞こえる。今回の不祥事を、事件を「事故」と片付けている。誠意が見えてこない。すべからく子会社の責任でベネッセ本体には責任はないけれども世間を騒がしたので渋々対応しているだけだという意図が透けて見える。
今回の問題はご大層なことでもなく、セキュリティの問題でも無く、ベネッセがただただぼんくらであったことだ。
それよりこの５００円、どうするか、とんでもない難問を押しつけられたものだ。そちらの方が大問題だ。
お客様情報漏洩に関するお詫びとご報告
このたび、ベネッセコーポレーションのお客様情報漏洩において、お客様ご自身の情報も含まれていることが判明しましたので、本書状を送付させていただきました。
お客様、そして大切なお子様やご家族の情報の漏えいという、あってはならない事故を招き、大変なご心配をおかけすることになり、心より深くお詫び申し上げます。
今後、全社をあげて被害の拡大防止に努めるとともに、警察への協力および公的機関との連携により、お客様情報の拡散防止に取り組むことをお約束いたします。
今回の原因が、弊社内の情報管理・運用体制の至らなさにあったことを重く受け止め、早急に基本セキュリティ対策の徹底を図りました。また、今後は主に以下の三つの施策をもって再発防止に努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
１）グループ全体の情報管理体制・組織の抜本的改革
２）データ運用・保守の管理強化を目的とした新会社の設立
３）外部有識者が構成する外部監視機関設置による定期的かつ客観的な監査体制構築
なお、漏えいの対象となりご心配をおかけしたお客様へ、些少ではございますが、お詫びの品をご用意させていただきたく、別紙にてご報告いたします。また、弊社からのもう一つのお詫びのあり方として、「こども基金」の設立を行い、広く社会に貢献するための活動を行うことを決意いたしました。何卒、別紙本件の詳細もご一読くださいますようお願い申し上げます。
弊社は、社会に信頼される企業としての責務を再認識し、世界トップクラスの情報セキュリティ体制構築を目指していく所存です。今後は、一層の品質向上を追求することで、お客様のより豊かな暮らしに貢献し、充実した教育サービスをお届けするために全力を挙げて取り組むことを、改めてここにお約束させていただきます。
株式会社ベネッセホールディングス 代表取締役会長兼社長
株式会社ベネッセコーポレション 代表取締役社長 原田 泳幸
◎一度お手紙をお送りしているお客様にも、新たなご報告のため改めてお手紙をお送りしています。ご了承ください。
◎すでに個人情報消去のご連絡をいただいているお客様にも、ご報告のためお手紙を送付させていただきました。
お詫びの品の発送後、情報は消去いたします。何卒、ご了承くださいませ。
◎問題のありましたデータベース、ならびに全システムに対する外部専門機関による監査を終了し、必要な対策は実行しております。
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