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狂牛病(BSE)情報1132 米で4例目、ヒトの狂牛病 [平成阿房伝]

4月15日(水)15  By Rachael Rettner HUFFPOST


アメリカ人が10年前に海外で食べた(?)牛肉で、稀な致命的な脳症で死亡


 この報告によると、米国の男性は10年以上も前に海外に住んで牛肉を食べたことで、珍しい死に至る脳症にかかったと思われる。

 男性は40歳代で発病し、2014年5月、テキサス州で死亡した。変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)は非常に珍しい病気でなかなか診断が難しく、神経系の病気として誤診され何度も入院させられていた。彼の症状の原因が狂牛病との疑いがもたれるようになったとアメリカ疾病対策センター(CDC)とBaylor薬科大学の共同研究で報告された。

 vCJDは伝染性のプリオンに汚染された牛肉を摂取することで起こるとされている。プリオンはタンパク質で異常に折りたたまれていて脳にキズを形成する。英国で変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)の例がほぼ200件あり、1980年代から1980年代にかけて汚染された牛肉を食べてこの病気になった。(牛では症状から、「狂牛病」として知られている)

 アメリカでは3例のvCJDが報告されている。しかし3件すべてが英国に住んでいたか。サウジアラビアに住んでいたかである。

 しかし今回の件は、その男性は英国に住んだことはなく、牛肉を摂取してvCJDになる国にも住んだこともない。しかしこの男性はクエート、ロシアやレバノンに住んでいた。研究者はこれらの国のいずれかで病気にかかったと推測している。それら3国はイギリスから牛肉を輸入していたからである。

 今回の件が、「vCJDが思いもしない広範な場所で感染するリスクがあり得るので世界的に調査する必要と予防対策が重要である」こと示している。

 この男性は中東で生まれ、1990年代にアメリカに移住した。そして市民権を得た。2012年のはじめまで元気だった。その後鬱屈して気を病むようになった。そして幻覚症状が見られるようになり、行動も変化し、引きこもるようになった。

 症状が出た1年後あまり、精神疾患として何度か入院した。しかし治療の効果はなかった。

この頃になると痙攣が起こり、体が勝手に動き、反応できなくなった。自己免疫疾患、重金属中毒、ビタミン欠乏症やホルモン不全などの病気を医師は疑い、検査をした。

 医師はようやくvCJDの疑いをもつようになり、血液や尿そして髄液の検査をした。血液検査では陰性、尿検査(最近開発され、あくまでも試験的である)で陽性と出た。

 脳組織の生検で診断を下せるが、それは患者の容態を悪化させるだけだと医師は判断した。患者の容態はさらに悪化して、発症してから18ヶ月で死亡した

 脳の生検で、その男性はvCJDと確定された

 
ひとこと:アメリカで4例目のヒトの狂牛病。日本では1例のみ。現実は闇の中。アメリカの牛肉を食べてヒトの狂牛病(vCJD)になった人はいない。狂牛病も4例のみ。
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