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石のつぶやき1059 ばんど旅館が解体されていた  [平成阿房伝]

8月12日(金)16

 8月10日偶々通りかかったら、ばんど旅館が取り壊されていた。前半分はすでに取り除かれ、後半分が取り壊される最中であった。相続関係からいえば、彼の判子がない限り動かせない不動産だと信じていた。解体されているとなれば、彼の印鑑は要らなかった。7年以上の音信不通は、疑似死亡扱いとなり死んだことになる。これは「砂の女」のテーマでもある。であれば残った親族で処分できるのであろう。それと老朽化は目に見えているが、具体的に倒壊しそうとかはない。しかし近隣が不安を訴えれば何とかしなくてはならないのが、今の風潮である。いくら推測しても本当のところは分からない。はっきり目に見えた、ばんど旅館は解体されている。

 8月に入って自衛隊員募集のTVコマーシャルが目に付くようになった。参院選の結果を踏まえてすでにCM取りに着手していた。これほど美味しいCMはない。隊員が集まらなければ、CMは増えるだけである。TVで自衛隊のコマーシャルが頻繁に流されると、隊員が集まらなくなっているということ。今の若者、自民党に投票したからといっても戦争に行く気はない。それだけははっきりしている。それは若者の感性でもある。しかしこの経済状態では、貧乏は貧乏を再生産して、貧乏は止まることをしなくなる。アメリカで若者が食えなくなると最終的にグレイハウンドに乗る。只である。志願兵となるのである。アメリカでは貧乏人が増え、軍隊に入れば大学も入れるという究極のプロパガンダをしたのである。徴兵制が志願制に変わったのである 。以降志願制度のままである。

 日本ではすでに貧乏人のオンパレードである。結婚など考えられない最悪の状態が醸し出されているし、また現実そのものでもある。家族をもたないということは、守るべきものの一番基本は家族であるのだが、命を安く売ってしまうことになる。このままの経済状態が続いていけば、最終の着地が自衛隊になろうことは悲しい現実だ。このことは年金をもらって去りゆく団塊の世代は、「逃げ切った」とうれしそうにいう輩がいる。それでもどうしたらいいか、無駄なことを考える盂蘭盆の前である。
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