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石のつぶやき1058 消費期限が過ぎた原発、腐ってる [平成阿房伝]

ふたこと:規制委は、原発再稼働の請負人となった。再稼働を申請すれば全てOK。さらに寿命を超えた原発を20年延長するという愚挙に出た。何が何でも原発を維持促進する原子力村の意向を丸呑みし出した。不都合な委員は任期ということでいなくなっていき、やりたい放題である。なぜ原子炉等規制法が運転期間を40年に制限したのかということである。原子炉が40年もたないことを前提にしたからである。設計の思想である。つまり放射線による容器の劣化である。もたないのだ。  原発が動いている限り、フクシマの例がいつでも起こるということ。そうであれば避難は肝心要である。にもかかわらず規制委は関係しない。これもおかしい。再稼働を認める前提は避難経路が、あるいは避難所が確保できているかである。アメリカではあり得ない。避難先を確保できない原発はまず作れない。日本では人の命は考えないということだ。馬より人の命が安かった時代と変わらない。これが実情でもあるにもかかわらず、原発再稼働を認める人は馬鹿であろう。

8月3日(水)16 東京新聞 夕刊


規制委、美浜3号機に新基準「適合」 運転40年超で3基目



 原子力規制委員会は三日、十一月末に運転開始から四十年となる関西電力美浜原発3号機(福井県)について、耐震対策などを進めれば新規制基準に適合するとの審査書案を了承した。老朽原発では、関電高浜原発1、2号機(同県)に続く三基目の判断。運転期間を四十年に制限する原子炉等規制法の原則に例外がまた一つ加わる。ただ、工事には四年近くかかり、再稼働は工事完了後となる。
 この日の定例会合では、事務局への質問が若干出ただけで、特に審査書案への異論は出ず、議論は約十三分で終わった
 規制委は、審査書案に対する意見を四日から来月二日まで公募。集まった意見を踏まえ、正式に判断する。3号機は運転期間が終わる十一月三十日までに具体的な対策工事の計画認可を得るほか、老朽化対策の審査にも通過しなければ廃炉が決まる。
 関電は二〇一五年三月、美浜3号機の審査を申請。審査の過程で耐震設計の目安となる地震の揺れを当初の七五〇ガルから九九三ガルに引き上げた。これに伴う設計変更に時間がかかり、昨秋には規制委が期限内に審査が終わらない可能性を指摘したが、関電は今年五月に補正書の提出にこぎ着けた
 耐震化などの工事費は千六百五十億円。原子炉内の部品を取り換え、使用済み核燃料を保管するラックも床や壁に固定せずに揺れを逃す方式に変える。既にある防潮堤よりも内陸側に高さ六メートル、長さ四百メートルの防潮堤を新設。重大事故時に作業員の拠点となる「緊急時対策所」なども新設する。
 千キロに及ぶケーブルを防火シートで覆ったり、燃えにくい素材に替えたりする必要もあり、工事は二〇年三月までかかる予定。地元同意の手続きもあり、再稼働はさらに先となる。
 原子炉等規制法は原発の運転期間を原則四十年と制限しているが、規制委が認めれば一回に限り最大二十年間延長できる


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