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石のつぶやき1087 原発命40年が60年に、もっと私も生きたい [平成阿房伝]

ふたこと:原子力規制委員会は、原発再稼働推進委員会である。もうじき新しい原発の建設をも躊躇無く認可していくであろう。それはフクシマ第一原発の隠蔽なのだ。このように何事もなかったように原発が再稼働されてくると、なんとなくそのような気分にさせられるのだ。それは直接影響を受けなかった人々の方が、とんでもなく圧倒的に多いからだ。子どもにとって福島に住むのを忌避した人々の選択は、極めて正しい。そこにいるだけに被ばくにさらされるのであるからだ。それは内蔵被ばくをも伴う。少しでも被ばくを少なくすることは、放射能を出しているところからの脱出以外はあり得ないのだ。  かくしてわずかの時間が過ぎた頃合いを見計らって、そのように避難している人達の住むところの援助を来年に打ち切ると安倍政府は言う。フクシマ原発は全く何も終わっていない。東電の責任も、日本国の責任も何も果たしていない。それどころか福島県民は国の異なる如き存在として忌避しているのを、悲しいかな国民はそれを容認しているかのようである。つまりそれが差別そのものを認めているのである。被害者に対する差別-原爆被害者、水俣病被害者等々-は日本独特なのか知見はないが、当然とされる不可思議な魔物が現実に存在する。それこそ日本人の差別の源泉そのものであろう。 差別をつくりながら、大多数がそれを何となくそうじゃないかという構造をつくれば、差別する側が正しいという結論になる。それは何も間違っていないだろうという錯覚に陥る。それが今の日本の状況なのだ。それを是認するか否か、その選択をどのようにするかが今、問われているのだ。


 11/16(水)16  11:07配信 毎日新聞

<美浜原発>3号機の運転延長認可 規制委、3基目

美浜原発
 原子力規制委員会は16日、原発の運転期間の原則とされる40年を来月迎える関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)について、最長20年の運転延長を認可した。同様に認められたのは関電高浜原発1、2号機(同県高浜町)に次いで3基目となった

 東京電力福島第1原発事故後の法改正で、原発の運転期間は原則40年に限られている。一方、運転開始から40年に達する前日までに規制委の認可を受ければ、1度だけ最長20年延長できる。美浜3号機は2036年11月末まで運転が可能になった。
 関電は昨年3月、美浜3号機の安全審査を規制委に申請。先月5日に安全対策が新規制基準に適合していると認められ、同26日には設備の詳細設計をまとめた工事計画も認可された運転開始は1976年12月のため、今月末までにこれら一連の手続きを終えなければ廃炉になる可能性があった

 関電は安全審査で、安全対策の基本となる基準地震動(想定される最大の地震の揺れ)を750ガル(ガルは加速度の単位)から993ガルに引き上げることなどを提示。運転延長の審査で、規制委は原子炉容器の劣化状態などが40年超の運転に耐えられると判断した

 今後、関電は古いケーブルの交換や、事故時の作業員の拠点「緊急時対策所」の建設などの大型工事を実施。20年3月以降、地元同意を得たうえで再稼働を目指す。より古く出力が小さい同1、2号機は廃炉を決定している。【柳楽未来】

 【ことば】関西電力美浜原発

 福井県美浜町に1~3号機が立地。いずれも加圧水型で、営業運転開始は1号機(出力34万キロワット)が1970年、2号機(同50万キロワット)が72年、3号機(同82.6万キロワット)が76年。1号機は大阪万博会場へ電気を送ったことで知られる。2号機は91年2月、蒸気発生器の細管が破断する事故を起こし、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動した。3号機は2004年8月、2次系配管が破断して蒸気や熱水が噴き出し、作業員5人が死亡、6人が負傷した。1、2号機は既に廃炉が決まっている。

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