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狂牛病(BSE)情報854 台湾で初のヒト狂牛病 3例 [平成阿房伝]

11月25日(木)10  Psychiatry and Neurosciences


   アジアでヒトの狂牛病(vCJD)の可能性:台湾の1件と前2例の見直し
新しい変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)が1996年英国で初めて確認された。そして因果関係として牛スポンジ状脳症と関係付けられた。
 台湾のvCJDの初めてのケースを報告する:34歳の男性は1989年から1997年に渡って英国に住んでいた。男性は落胆したり、いらいらしたり、性格が変わり、足の激痛がともなった。続いて歩行困難となり、強度の認識障碍となった。脳波は一般的なCJDの特徴を示さなかった。脳髄液 のタンパク質免疫測定法では、陰性を示した。脳のMRI検査で異変が認められた。
 男性は16カ月の時点で無言無動症となり、発病後、28カ月で亡くなった。臨床症状と神経画像所見は、1996年以降、報告されたvCJDと合致するものである。またWHOのvCJDの基準とも合うものであった。
 我々は以前の2例についてもアジアでのvCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)と認定した。これら3例は、英国に住んでいたか、英国を旅行していたということで、外部から持ち込まれたものであることも確認された。
ひとこと:このヒトの狂牛病の3例が確定されたのは、台湾での牛肉を食べて感染したのではない、ということが肝腎なのだ。つまり台湾で発生したのではない、だから公認されたと考えるべきだろう。アメリカのヒトの狂牛病(vCJD)と認定されているのは3件である。英国に滞在したことがある人か、元々感染してアメリカに入国した人かである。要するにアメリカ本土では感染した例がないということだ。日本にも1例あるが、これも英国関連。何となく変ですよね。皆英国に責任を押しつけている。
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