石のつぶやき２３９ 八百長、ご破算で願いましては [平成阿房伝]
２月６日（日）１１
八百長やって、なんぼのもん
八百長は今までは一切ありません、今回が初めてだと断言する理事長の弁明。こういう嘘を重ねてきたから問題はややこしくなる。リンチ殺人もあった、麻薬、野球賭博当たり前、そんな世界に八百長（注射）はなかったという。どう考えても変である。
わたくしは相撲は見せ物であり、人々を楽しませる存在なのであると思っている。八百長はあるものとしてみていた。千秋楽五分で迎えた力士が勝ち越しを決めている力士にほとんど勝つということは、データー的にもはっきりしている。そのような世界であるのが興行である相撲なのだ。八百長がないとする前提で相撲を語ること自体、野暮なのである。それでも相撲がおもしろいのは、魅せるだけの勝負を堪能できるからである。声高にやれ国技だ、やれ伝統だと声高に叫ぶから話がややこしくなる。始めからそんなものなど存在しないのだ。興行なのだ。プロレスとなんら変わらないのだ。それが文科省管轄となって補助金をせしめていることがおかしいのだ。
それと旧態依然の組織がそもそもの問題なのである。具体的に力士の地位をみれば分かるであろう。
横綱 １
大関 ４
関脇 ２
小結 ２
幕内 ３３
十両 ２８
幕下 １２０
三段目２００
序二段３３０
序の口 ５６
以上が力士の地位と構成である。十両以上７０人の最低月収が１００万円以上で、幕下以下には給料というものがない。小遣い程度である。無給が７００人、月収が１００万円以上が力士全体の１割で、その格差はべらぼうである。
関取であるかどうかは、天国と地獄ほどの差がある。十両から陥落することは、地獄に堕ちるに等しい。だから八百長してお互い十両に残れるように星勘定するのである。このような筋書きで主役３人を切って、相撲協会の幹部は大阪場所開催を探ったのであろう。
アンケートをとった上、それを精査して結論を出そうなぞどこまで思い上がっているのか、相撲協会。麻薬事件、野球賭博できちんと報告したものが処分された。処分しないといっておきながら、処分した。残るのは、不信感だけである。有り体に言えばほとんどの力士が八百長に関わっているという前提で、今後相撲をどうするかという大局から改革すべきは改革するという姿勢でなければならない。
もう一度八百長に関わったとされる力士を具体的に眺めてみよう。初場所の番付表からみると前頭１１枚目の２人が最高位で、前頭１２枚目１人、前頭１７枚目が１人。十両では筆頭１人、６枚目、１１枚目、１３枚目がそれぞれ１人。幕下では１９枚目、４３枚目、４８枚目がそれぞれ１人。幕下の力士は十両以上の経験者。一人だけが幕下２０枚目が最高位で、この人物が八百長の仲介人。相撲協会としてはこのあたりで手を打ちたかった。またしてもマスコミ、きれい事を持ち出す。あってはならないこと、膿を出し切れ、日本の伝統、国技だとぬかす。相手が弱り目であればあるほど、ここを先途と叩く。それでは問題が片づかない。千秋楽五分の力士だけではなく、角番、連勝力士など疑えばきりがない。昔の話でもこれ以上の連勝は先輩の業績に影響を与える、このあたりでという話も聞く。地位が上位であればあるほど金があるので星は買える。幕内に昇格したとしても怪我の多い力士は金を使い果たし、陥落の憂き目にあう。今回番付表をみていてつくづくそう思う。システムがおかしいのである。あの巨体で常に目一杯の勝負を続けていれば怪我をするのは当然の帰結であろう。それであれば公傷制度をもっと現実に即せねばならない。一番問題なのは、７００人にも上る無給金の力士である。関取になれば栄華が待っている、励めば結果が出る。これはあり得ない話なのである。十両に昇進できるのは、各場所で２、３名。常時７００名の力士が奴隷状態。この状態を放置して誰も文句を付けなかったのだから、この国の人権感覚は全くないに等しい。マスコミも問題にしない。一部の関取と相撲協会だけが恩恵を受ける角界。伝統と国技という呪いでここまでやって来たが、さてどうする。
今回名前の挙がった力士を処分して糊塗しようものなら、角界に未来はない。力士の月給制を確立し、公益法人を返上して興行会社として再生を図るべきだろう。八百長の処分をするのであれば、解散するしか選択の余地はない。ここは大所高所に立って英断を図るべきだ。八百長問題はご破算にしてもらうしかない。相撲協会の理事は責任をとって総辞職するということで・・・。これではあかんか？
八百長やって、なんぼのもん
八百長は今までは一切ありません、今回が初めてだと断言する理事長の弁明。こういう嘘を重ねてきたから問題はややこしくなる。リンチ殺人もあった、麻薬、野球賭博当たり前、そんな世界に八百長（注射）はなかったという。どう考えても変である。
わたくしは相撲は見せ物であり、人々を楽しませる存在なのであると思っている。八百長はあるものとしてみていた。千秋楽五分で迎えた力士が勝ち越しを決めている力士にほとんど勝つということは、データー的にもはっきりしている。そのような世界であるのが興行である相撲なのだ。八百長がないとする前提で相撲を語ること自体、野暮なのである。それでも相撲がおもしろいのは、魅せるだけの勝負を堪能できるからである。声高にやれ国技だ、やれ伝統だと声高に叫ぶから話がややこしくなる。始めからそんなものなど存在しないのだ。興行なのだ。プロレスとなんら変わらないのだ。それが文科省管轄となって補助金をせしめていることがおかしいのだ。
それと旧態依然の組織がそもそもの問題なのである。具体的に力士の地位をみれば分かるであろう。
横綱 １
大関 ４
関脇 ２
小結 ２
幕内 ３３
十両 ２８
幕下 １２０
三段目２００
序二段３３０
序の口 ５６
以上が力士の地位と構成である。十両以上７０人の最低月収が１００万円以上で、幕下以下には給料というものがない。小遣い程度である。無給が７００人、月収が１００万円以上が力士全体の１割で、その格差はべらぼうである。
関取であるかどうかは、天国と地獄ほどの差がある。十両から陥落することは、地獄に堕ちるに等しい。だから八百長してお互い十両に残れるように星勘定するのである。このような筋書きで主役３人を切って、相撲協会の幹部は大阪場所開催を探ったのであろう。
アンケートをとった上、それを精査して結論を出そうなぞどこまで思い上がっているのか、相撲協会。麻薬事件、野球賭博できちんと報告したものが処分された。処分しないといっておきながら、処分した。残るのは、不信感だけである。有り体に言えばほとんどの力士が八百長に関わっているという前提で、今後相撲をどうするかという大局から改革すべきは改革するという姿勢でなければならない。
もう一度八百長に関わったとされる力士を具体的に眺めてみよう。初場所の番付表からみると前頭１１枚目の２人が最高位で、前頭１２枚目１人、前頭１７枚目が１人。十両では筆頭１人、６枚目、１１枚目、１３枚目がそれぞれ１人。幕下では１９枚目、４３枚目、４８枚目がそれぞれ１人。幕下の力士は十両以上の経験者。一人だけが幕下２０枚目が最高位で、この人物が八百長の仲介人。相撲協会としてはこのあたりで手を打ちたかった。またしてもマスコミ、きれい事を持ち出す。あってはならないこと、膿を出し切れ、日本の伝統、国技だとぬかす。相手が弱り目であればあるほど、ここを先途と叩く。それでは問題が片づかない。千秋楽五分の力士だけではなく、角番、連勝力士など疑えばきりがない。昔の話でもこれ以上の連勝は先輩の業績に影響を与える、このあたりでという話も聞く。地位が上位であればあるほど金があるので星は買える。幕内に昇格したとしても怪我の多い力士は金を使い果たし、陥落の憂き目にあう。今回番付表をみていてつくづくそう思う。システムがおかしいのである。あの巨体で常に目一杯の勝負を続けていれば怪我をするのは当然の帰結であろう。それであれば公傷制度をもっと現実に即せねばならない。一番問題なのは、７００人にも上る無給金の力士である。関取になれば栄華が待っている、励めば結果が出る。これはあり得ない話なのである。十両に昇進できるのは、各場所で２、３名。常時７００名の力士が奴隷状態。この状態を放置して誰も文句を付けなかったのだから、この国の人権感覚は全くないに等しい。マスコミも問題にしない。一部の関取と相撲協会だけが恩恵を受ける角界。伝統と国技という呪いでここまでやって来たが、さてどうする。
今回名前の挙がった力士を処分して糊塗しようものなら、角界に未来はない。力士の月給制を確立し、公益法人を返上して興行会社として再生を図るべきだろう。八百長の処分をするのであれば、解散するしか選択の余地はない。ここは大所高所に立って英断を図るべきだ。八百長問題はご破算にしてもらうしかない。相撲協会の理事は責任をとって総辞職するということで・・・。これではあかんか？
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