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石のつぶやき255 NYで「原爆の子」上映 [平成阿房伝]

3月26日(土)11   共同通信


   「原爆の子」NYで初上映 新藤監督99歳の誕生日に
 原爆の悲惨さを描いた新藤兼人監督の劇映画「原爆の子」(1952年)が、完成から60年目の今年、米ニューヨークで初めて上映されることが、26日までに決まった監督の99歳の誕生日に当たる4月22日から、ブルックリンのBAMシネマテークで「新藤兼人回顧展」が開かれ、「原爆の子」は代表作「裸の島」とともに、オープニング作品として同28日まで1週間上映される。米国での本格紹介は初めて。

ふたこと:わたくしは「原爆の子」の存在は知らなかった。恥ずかしい限りである。「裸の島」は、衝撃を受けた。瀬戸内海のある島で農業に携わる夫婦の物語である。灌漑設備がないので水を毎日やる光景が延々と繰り返される。殿山泰司と乙羽信子が夫婦役を演じていた。音は全くなかった。音が入ったのは、かれらの子どもが死んだときの嘆きの時だけだった。新藤兼人、すごい監督だと思った。

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