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石のつぶやき345 従軍慰安婦問題、真摯に解決しなければ [平成阿房伝]

10月12日(水)11 産経新聞


慰安婦問題 民主・前原氏、基金新設を示唆

 民主党の前原誠司政調会長は10日、韓国政府が賠償請求権交渉を求める慰安婦問題について、平成19年に解散した財団法人「女性のためのアジア平和国民基金」(アジア女性基金)を参考にした新たな基金の創設構想を明らかにした。 

前原氏も請求権問題については「解決済み」との政府の立場を支持しているが、この発言に韓国側が乗じ、慰安婦問題の火の手がさらに強まる可能性がある

 前原氏はソウル市内で金星煥(キム・ソンファン)外交通商相と会談し、慰安婦問題について「人道的観点から考える余地がないか、お互い議論したい」と述べた。会談後、前原氏は記者団に「自民党政権の時もアジア女性基金が行われたことを考えた場合、何らかの人道的な仕組みを検討する余地があるのではないか」と語った。

 元慰安婦とされる人々に一時金(償い金)を支給するため村山富市政権の7年に発足したアジア女性基金は、昭和40年の日韓基本条約で請求権問題が「完全かつ最終的に解決」されたため民間募金となった。 

前原氏としては北朝鮮の核問題や軍拡を続ける中国に対抗するためにも韓国との連携を深める必要があるとして、慰安婦問題でも「門前払いするのではなく、余韻を残した方がいい」(周辺)と判断、新基金の創設に言及したもようだ

 民主党政権はこれまでも韓国に配慮を示してきた。昨年8月には当時の菅直人首相が、日韓併合100年に合わせ「痛切な反省とこころからのおわび」を表した「首相談話」を発表。同談話に基づき、野田佳彦首相は18日からの訪韓で、朝鮮半島由来の「朝鮮王室儀軌(ぎき)」などの図書の一部を持参する方針だ。

 だが、相手に配慮が通じた様子はない。韓国は日本固有の領土である竹島付近でイージス艦が停泊可能な海軍基地を建設する計画を進める。ソウル市も在韓日本大使館前に慰安婦の記念碑建立を認めるなど「挑発行為」を続けている。

 相次ぐ「対韓融和外交」に、政府内からは「本来は決着済みの問題で筋違いだ」(外務省幹部)とため息が漏れている。(坂井広志、ソウル 杉本康士)
ふたこと:村山富市政権の7年に発足したアジア女性基金は、昭和40年の日韓基本条約で請求権問題が「完全かつ最終的に解決」されたため、三木元首相夫人の「民間による基金」が原資となって元韓国従軍慰安婦の補償にあてられた。民間基金である故、日本国家としての謝罪はなく、補償が欲しい人には与えるという悲しい日本の姿を見せてしまった。解決済みではないのです。かつて国連でも問題になり、NHKの報道のあり方が争われた問題でもあります。解決済みという言葉が出るのは、ことの経緯に無知か、相手の痛みを何も感じていない厚顔でしかない。相手が痛いといっているのです。その痛みに応えることが友だちになる方向なのです。
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