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石のつぶやき360 TPPは、日本国民の得になるのか? [平成阿房伝]

11月8日(火)11



       TPPは日本人に益があるのか?国益より国民益
 どう考えても食の安全から考えれば、「ノー」といわざるを得ない。
 先ず牛の輸入月齢は、日本側は30ヶ月に緩和すれば済むと思っている。BSEをコントロールしている国(日本もそうだが)は、月齢の制限なく輸出できるとOIEは規定している。当然アメリカはそのことを主張するであろうことは明白である。BSE(牛スポンジ状脳症)、あるいはCJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)の日本の全頭検査で21ヶ月の牛の陽性が出たのである。BSEに罹患していると日本政府は、検査による科学的な手法で確定したのである。かたやアメリカやヨーロッパは、30ヶ月未満の牛は検査してこなかった。アメリカに至っては、殆ど検査をしなかったの等しい。全頭狂牛検査をすると申し出た牛肉加工業者に狂牛病検査キットを与えることを拒否したのである。裁判となったが、その業者は敗訴したのだ。検査の自由すら縛っているアメリカの狂牛病検査の実態は、ないに等しいし、年間4,500万頭をと畜するアメリカで狂牛病が2頭しか認められていないことが不信を増幅する。

 ヨーロッパも輸入しない遺伝子組み換え作物も当然輸入させられる。日本では食品表示で遺伝子組み換え食品かどうか、表示しなければならない。それでも遺伝子組み換え作物は知らないところで日本人の体に浸透している。表示があれば、そのことを考える機会が与えられる。アメリカは、遺伝子組み換えの食品は安全である。安全なものにわざわざ表示する必要はないという論法だ。それがクローン動物であっても同じ論理だ。今のところコストがかかりすぎているので市場にそう出回ることもないが、コストがかからなく儲かるとなれば同じ論理で市場に出ることになる。

 突然出てきたTPP、中国もインドも、ロシアもインドネシアも加わっていない、アメリカが日本を狙い打ちにしている。こんな陰謀に乗る日本政府は、日本人の将来すら考えない官僚の、アメリカ帰属意識の現れに過ぎない。

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