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石のつぶやき400 米軍のグアム移転、アメリカの世界戦略 日本が金を負担は筋違い [平成阿房伝]

2月16日(木)12    朝日新聞


グアム移転、日本の負担金「減額ない」 米国防長官

 パネッタ米国防長官は15日、米下院軍事委員会の公聴会で、在沖縄海兵隊のグアムへの移転規模が縮小されることに関連して、日本側が負担金を減らすことはないとの見通しを示した。

 日本政府は、2006年に負担を約束した約61億ドル(約4800億円)の削減を求めていく方針だったが、機先を制された。  

パネッタ氏は公聴会で、負担金を見直すかについて問われて、日本政府と「協議していることの一つ」と説明。そのうえで日本側の姿勢について「非常に寛大なことに彼らは、いかなる計画の変更があっても支援すると言ってくれている」と述べた。さらに「減額はないということか」との確認に「ない」と答えた。

一方、藤村修官房長官は16日の記者会見で「現時点で経費負担について何らかのコミットをしたことはない」と説明した。日米両政府は06年、海兵隊約8000人の移転費として、日本側が約61億ドル、米側が42億ドルを負担することで合意した。現在、グアム移転を約4700人に減らす方向で、日本側には負担を減らせるとの見方が出ていた。(伊藤宏=ワシントン、土佐茂生)


ふたこと:これが対等な同盟国といえるのであろうか。自民党は敗戦国としてアメリカの言いなりになって、今日まできた。この2006年のグアムへの海兵隊8000人の移転を約束したのも日本が6割の移転費用を負担するという法外なものであったが、自民党は今まで通り何の異議もなくアメリカの言うとおり負担を合意した。1945年の敗戦からアメリカの占領国となり、アメリカの言いなりの政策を自民党はしてきたのだ。アメリカは、日本から金は取り放題、好き勝手を演じてきた。その延長である。恫喝すれば金を出す。何とすばらしい同盟国ではないか。「ともだち」ということで、今回の日本の被災で無償で働いたのであろうか、米軍は・・・。フランスにも、当然アメリカにも金をむしり取られていると考えるのが普通であるが、一体いくら盗られたのかということが全く聞こえてこない。アホな日本ということになる。  グアム移転はアメリカの世界戦略の一環であり、日本が関わるはずもないことなのだ。沖縄を生け贄にしてグアム移転の経費を日本に負担させた。しかるに沖縄の基地は残るという悲しい現実だけを置き去りにしてしまった。どこまで日本はお人好しなのか、極論を言えばアメリカは日本を護る気など毛頭ない。もともとアメリカの戦略はそうであったはずだ。  敗戦の哀しさを実感した官僚は、日本人の将来など顧みることなくアメリカの追随でおのれを延命していく道を選んだ。
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