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石のつぶやき406 「君が代」はそれでも歌えない [平成阿房伝]

1月30日(月)12   朝日新聞朝刊 声欄より
     

           私には「君が代」は歌えない          
無職 大西 五郎

君が代を斉唱しなかった教員らに対する東京都の処分が争われた3訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷が「減給・停職は慎重に」とする判決を下しました。しかし、判決は君が代斉唱を強制する命令自体は思想・良心の自由を定めた憲法19条に違反しないとの判例を踏襲しました
 私は納得できません。1999年7月の国会審議で野中広務官房長官(当時)は式典での国旗掲揚や国歌斉唱について「国として強制したり義務化したりすることはない」と明言しました。ところが都教委は事実上、ぎむか・強制しているのです。 

私は戦時中、国民学校で「天皇陛下のご命令は絶対。陛下の御為に喜んで命を捧げよ」とたたき込まれました君が代は日本に多大な不幸をもたらした軍国主義の象徴でした。だから私は戦後66年たった今でも君が代を歌いたくありません。宮川光治裁判官が今回の反対意見で指摘したように、君が代に同じ思いを抱く人は少なくありません。
だったら君が代の強制ではなく皆が喜んで歌える新しい国家を作るべきだと思います。
 

2月27日(月)12   朝日新聞

「歴史巡る発言、慎重に」 橋下氏、河村氏を批判 

橋下徹大阪市長は27日、名古屋市の河村たかし市長が南京事件を否定する発言をしたことについて、「公選の首長は歴史家ではない。歴史的事実について発言するなら知見も踏まえ、慎重にすべきだ」と批判した。記者団の質問に答えた。

 橋下氏は一方で、中国側が批判を強めていることに対して「中国側も過剰な反応はすべきでない。堂々と河村市長に抗議をすればいい」と主張。また、自らは南京事件についての事実関係を論ずる考えはないとし、「中国と日本は隣国。どう考えてもうまく付き合っていかないといけない。(発言することで)日本にとってプラスになるようなことがあるとは感じない」とも述べた。(山崎崇)


ふたこと:戦前の天皇制の事実を認識するのであれば、天皇は日本国民の象徴ですらありえない。神であった天皇が人間宣言をしていまだに代替えをして生き長らえている。民主国家にとってきわめて不都合な存在なのだ。だから元首にするというような憲法改正案も出てくる。戦前回帰、天皇制がよいとするのか否か、の問題である。それは日本国憲法によって否定されている。それをアメリカに押しつけられた憲法だという。しかし憲法は、日本の国会で承認されたのである。そのことが誰にとって都合が悪いのか、ということだけである。アメリカに何も言わず、アメリカの言いなりの日本国。公務中の米兵、軍属に日本の法律が適用されないというあまりにも情けない力関係を築いてきた自民党、さらに民主党。日本で起こったことは日本の法律に従って処理するのが対等な民主国家の姿である。それが出来ない日本に国家の体は全くない。その情けない日本が1999年7月の国会審議で、野中広務官房長官(当時)は式典での国旗掲揚や国歌斉唱について「国として強制したり義務化したりすることはない」と明言しましたということであれば、強制することはあり得ないはずである。ここが先途、いったん法律にしてしまえばこっちのものだという卑怯そのものがこの法案である。野中さんはそんなこと思っていないでしょう。ところがこの様だ。法律だということだ。それに乗っかったのは、橋下大阪市長、これ卑怯じゃありません。石原都知事の二番煎じ、だからより強制力を強くした。  橋下大阪市長は何をしたいのでしょうかね。金を削って削って何をしたいのか、何も見えてきません。  河村名古屋市長を諫める橋下さん、それならあなたの歴史観を披瀝すべきでしょう。
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