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石のつぶやき420 年金の運用に多大の損失、AIJは氷山 [平成阿房伝]

3月30日(金)12       朝日新聞朝刊

   17基金、10年で年金枯渇 厚労省、積立金試算10年以内に積立金が底をつく厚生年金基金

 厚生年金基金が国から預かって運用している年金の積立金に大きな穴があいている問題で、10年以内に積立金が枯渇しかねない基金が17あることが29日、厚生労働省の調査でわかった。運用の悪化に加え、年金給付を支えている現役世代が少なくなり、積立金の取り崩しが進んでいるためだ。

 昨年3月に決算をした595基金のうち、29日現在で残っている578の基金の財政状態を分析した。国から預かって運用している厚生年金の積立金が不足している基金は212あった労使の掛け金だけでは年金の給付をまかなえず、積立金を取り崩している基金は314にのぼった

 厚労省は、今のペースで取り崩しが続いた場合、残っている積立金が何年でなくなるかを試算。実際に枯渇するかどうかは今後の給付の増減などに左右されるが、計算上、枯渇までの期間が最も短いのは、愛知県の繊維業界でつくる「尾西毛織厚生年金基金」の4.3年だった。
尾西毛織基金の積立金は25億円で、年金給付のために必要な額の6割にとどまる。年金受給者1800人を現役世代300人が支えており、年間の取り崩し額は5億8千万円に及ぶ。
 17基金をみると、繊維のほか、タクシーや金属加工など、構造的に経営環境が厳しい業界が多い。
 積立金が10~20年で枯渇するのは79基金、20年~30年は60基金あった。只今回の試算は、まだ損失額が確定していないAIJ投資顧問による年金消失の影響は反映されていない。これを含めれば、積立金の枯渇が早まる基金が増える。(松浦新、座小田英史)


ふたこと:この記事を読んで、AIJ関連の話だと思った。国会は浅川を参考人招致して、とんだ茶番を演じた。万死に値する公金詐欺がこのことで幕引きするなどとんでもない。こんなことがあり得るのは、天下りと現役との連係プレーであろう。証人喚問すら出来ない野田は、消費税増税しか眼中にないのだ。  不思議なのは、何故朝日だけがこの記事を垂れ流したのか?これも不可思議のひとつです。消費税増税が怪しくなっていく中でのこのタイミング、「みんなの年金なくなるよ」のアドバルーン。何とすばらしき朝日よ、美しい日本一のメディアだ。  日本の年金がおかしいのは、一体いくらはいっているのか分からなくしているということだ。無駄なことにどれだけの公金を消失したかの話もない。無駄なハコモノばかりを作ってきた。それにいくら使ったかの話も聞かない。まして年金がどのように運営されてこういう収支になっていますよという話も聞かない。  それがAIJ、ほかの基金もやばいですよということだ。これほど国民をばかにした話はない。大切な公金を運用するのであればそれなりの実績があり、信頼されることをする機関でなければならない。それを小泉構造改革は、一番必要な縛りを取っ払ってしまった。その結果は、とんでもないことになることは火を見るよりも明らかである。AIJは氷山の一角だ、後どれだけ控えているのか、消費税を上げないとあなたの年金は補償されませんということなのでしょう。


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