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石のつぶやき422 騙す土産屋も、政治家も同じ [平成阿房伝]

4月1日(日)12

カニを買って、私のアホさを学んだ 

 わたしは2月の終わりに福井県の敦賀に旅行した。総勢7人。
 敦賀に着いて海鮮鮨という回転寿司の店で昼食をとる。旬の寒鰤は200円程度、これはうまかった。あとは色々喰ったが、値段からいえば、当然でしょうという味だった。ズワイガニが600円であれば、なにおか況やである。期待していただけに残念だった。
 向にある「さかな街」に行った。観光バスがひっきりなしに入り、何々様がご到着というアナウンスがかまびすしい。私は土産を買うということは、積極的にしない。いいものがあれば家族にというだけだ。今回は魂胆があった。カニを買おうと思ったのだ。私はカニが好きなのである。同様、牡蠣も好物なのだ。ところがわたくしの家族はわたくしの好物を食べようともしない、完全に拒否されたのである。だから食卓に上ることもない。牡蠣は1年に一度あるかないかの割合で申し訳なさそうに提供される。それでも努力しているんだということなのだ。
 何となくカニを食いたいという思いが強くなったので、買うことにした。値段は2匹8000円というのが多い。1匹でいいのだが高すぎる。安旅館のカニの提供が、1匹1500円、リーズナブルな値段である。とんでもない高級、ブランドガニでもない限り、そんな8000円はあり得ないと思って眺めていると、足5本も付けて5000円でどうかと声をかけてくる。ほかの店もそんな感じだ。同行の若者が、4000円で脚を買ったというのである。
 気を取り直して店を見て回る。とある店で立ち止まると、2匹8000円のカニを5000円にするという。俺しか喰わないので1匹でいい、いくらかと聞くと3000円にするという、それも脚を4本つけるという。多いように感じたので見かけたイクラを入れて欲しいと頼むと、2本の脚が戻された。で、3000円の買い物をした。イクラは娘の好物だ。これで言い訳もたつというものだ。何となく満足感を覚えた。
 
 帰宅して、早速鍋にしてもらった。カニを食った後、雑炊にする予定だ。頭を開けるとみそが見あたらない、中身が詰まっていないのである、すかすかよりひどい、何もないのである。わたくしの一番の好物はみそである。こんなカニが存在するとは夢にもおもわなかった。すべてすかすか、こんなカニがあるとは、夢にも思わなんだ。
 気を取り直して雑炊をと思って、鍋の出汁の味を見ると全く何もないのであった。こんなカニはわたくしの人生で初めてである。

 これも当たり前にある日本の姿なのです。貧しいときは、このようなことばかりでした。騙されるものが阿呆だとか・・・。資本の論理とはこのようなものかもしれません。でも世界2番目の大国に成長したと思われる所での出来事となると様相は変わるはずですが・・・。
 戦後の闇市が、いまだに存在しているのです。それは明治以来の官僚が今、日本の行方を左右する生殺与奪の権を欲しいままにしている。その証左と考えれば納得です。
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