SSブログ

石のつぶやき423 凍結の新名神復活、官僚の怨念 [平成阿房伝]

4月2日(月)12     朝日新聞


新名神高速、建設再開へ 2区間着工、認める方針
 国土交通省は、2003年に建設が凍結された新名神高速道路の2区間の着工を認める方針を固めた。採算がとれないとされていたが、地震に備え、物流に必要な道路の整備を進める方針に転じた。完成すれば、新名神は全線が開通する。

 事業費は6800億円の見通しで、大規模な道路建設になる。政府は東日本大震災後、東京外郭環状道路(事業費1.3兆円)、三陸沿岸道路(同1.4兆円)などの建設も打ち出している。消費増税法案を提出した一方で、復興や災害対策を名目に大型公共事業を次々に復活している。  
新たに着工する2区間は、大津市―京都府城陽市と同府八幡市―大阪府高槻市の計35キロ。前田武志国交相が1日、京都府内での会合で「東京は首都直下型地震が起きる可能性がある。もっと関西のポテンシャル(可能性)を意識しなければ、日本の明日はない。今月中にも着工の運びにしたい」と話し、凍結解除の方針を示した。  

新名神は名古屋-神戸の約170㌔を結ぶ。1965年に全線開通した名神高速と別のルートをつくり、渋滞緩和や災害時の物流網確保をねらう。ただ今回の2区間は、小泉政権が進めた道路公団民営化で、採算がとれない恐れがあるとして、着工が凍結された
 事業費は、道路を管理する西日本高速道路会社が利用者からの通行料で返済する。国交省は税金を使うことはないとして「消費増税に影響は与えない」(幹部)としている。
(南日慶子、座小田英史)


ふたこと:「4月ばか」の類と思うぐらいの、唐突な発表である。このルートは、高コストであり得ないという結論に達していた。それが、事業費は、道路を管理する西日本高速道路会社が利用者からの通行料で返済する。国交省は税金を使うことはないとして「消費増税に影響は与えない」(幹部)という。逆に言えば、西日本高速会社が建設を発表するはずである。そうではなく国交相が得意げに話すことは、まやかしそのものであろう。  官僚とは、詰まらぬ怨念で、おのれのことしか、いやいやゼネコンのことしか考えぬ鵺である。民主党政権になって黄泉がえってしまった。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。