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石のつぶやき461 朝日、大飯の警報報道、何故違う [平成阿房伝]

6月20日(水)12朝日新聞デジタル版


大飯原発3・4号機、水位低下示す警報 13時間後発表

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)で19日夜、冷却水タンクの水位低下を示す警報が鳴ったが、関電は「法令に触れるトラブルではなく、通常なら発表する事象ではない」などとすぐ発表せず、記者会見したのは約13時間後の20日午前11時だった。

 国は16日から大飯オフサイトセンターで経済産業副大臣を責任者とする「特別な監視体制」を敷いている。経済産業省原子力安全・保安院も3、4号機の中央制御室に保安検査官らを常駐させている。

 保安院によると、警報が鳴ってすぐ現場の「特別監視体制チーム」と関電から、警報鳴動の連絡があった。保安検査官らが現場を確認し、機器に異常はなかったという。関電の発表は警報鳴動から約13時間後。関電は「(発表については)福井県と国と協議した」と説明。現地のオフサイトセンターで会見した保安院の森下泰・若狭地域統括管理官は「牧野聖修副大臣から、国民が知りたがっている情報は速やかに提供するよう指示されていたが、私の判断ミスだった」と頭を下げた。


6月20日(水)12 朝日新聞夕刊
 

           大飯原発3号機             水位低下の警報 タービン建屋内 

関西電力は20日、大飯原発3号機で19日午後9時51分ごろ、タービン建屋内の冷却水タンクで水位低下を示す警報が鳴った、と発表した。再稼働に向けた作業でのトラブルは初めて。作業員が現場を確認したが、警報が出る基準に達しておらず、水が漏れた形跡もなかった。関電は水流ができた際に、局所的に水位が下がったとみている。

 関電によると、警報が鳴ったのは発電用装置を冷やす水をためるタンク。警報は水位が10㌢下がると鳴ることになっているが、実際の水位低下は3~5㌢だった。タンクや配管からの漏れは見つからなかった。
 関電は「法令に抵触する事案ではなく、深夜に発表する事案ではないと判断した」と説明、再稼働の日程に影響はないとしている。大飯3号機は昨年3月に定期検査のため停止。7月上旬の再稼働をめざし作業をしていた。


ふたこと:同じニュースソースである朝日新聞の夕刊と電子版をみて頂きたい。この記事のポイントは、初めての再稼働の作業において、警報が鳴るというゆゆしき事態が発生したことである。その事態を大したことではないと関電は判断して放置した。ところが、電子版は保安院にすぐに報告があった、警報が鳴ってすぐ現場の「特別監視体制チーム」と関電から、警報鳴動の連絡があった。保安検査官らが現場を確認し、機器に異常はなかったという、作業員が確認したに過ぎないことを・・・。水位が減っているから警報がなったのだ、減るはずのない水位が低下しているのだ。3~5㌢というが、警報が鳴ったことは警報が鳴る根拠があるということだ。関電の対応はそんなことしょっちゅうあるので、ひとつひとつの事象に対応できないと居直っているのである。だから放置した、13時間も。このニュースは、警報が鳴った事実を13時間後に発表したことが問題、それが第一にこないとニュースではない。本当に保安院は確認したのか、そして関電は「(発表については)福井県と国と協議した」と説明、裏をとって記事にしたのか、この2つの記事の大きな落差を朝日はなんの疑問もなく掲載している。ここで読みとれることは、新聞は残るが電子版は残らない。関電に迎合する記事は新聞、忘却の彼方になるのは電子版。  新聞(3670円)払っているのに電子版は小出しにされる、続きは電子版で。読みたかったら1000円払えという。新聞でも続きは電子版でという文言が飛び交いだした。何様だと思っているのだ。新聞は消費税を払わなくてよいように権力にすり寄っている。まともなマスコミが育つはずがない、迎合迎合、かえるの大合唱である。
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