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狂牛病(BSE)情報1020 4月の加州 狂牛病、最終報告 [平成阿房伝]

8月6日(月)12  by Associated Press,Trace Cone


       カリフォルニアの狂牛病は、個別なケース

 4月に狂牛病が見つかったカリフォルニアのホルスタインは個別的なケースで、食の供給に与える影響はないという報告がアメリカ農業省(USDA)からなされた

 3ヶ月に及ぶ調査は感染した乳牛の動向に目が向けられた、乳牛の子とその牛の飼料である。調査の結果、BSEはその乳牛以外、他の牛の可能性はないという。

 この厳密な調査の結果、アメリカの食の供給や健康被害は全くない、さらにアメリカのBSEに対する長年の安全対策は、効果を上げていると、主任獣医官John Clifordは言う。

 この10歳の乳牛は、アメリカで見つかった狂牛病のほんの4例目である。毎年3,500万頭畜殺されるなかで、40,000頭の検査がされるプログラムの一環で、致命的な脳症の検査の結果、発見されたのである。その牛は畜殺される前にすでに歩けなかった。4月18日、中継局であるハートフォードの畜殺場に送られた。

 この施設でたまたまされる検査で、12頭のうち、1頭が陽性と判断された。それが国によるこの病気の原因を調査することになる。

 USDAの調査官は、問題の乳牛が産まれた農場から育てられ乳牛とされ、そしてTuiare郡の乳牛として過ごしたことを突きとめた。

 調査によると282頭の牛が同時期に生まれたと確認され、畜殺されて消費された210頭の追跡も試みた。。最終的に乳牛の仔は安楽死させられた。しかし、BSEに感染してはいなかった。BSEを検査するのに生きたままではできない。

 病気のこの牛は、消費に回らない。そして一部の研究者は、突発的におこる何か、変異から非定型のBSEとなったと信じている。なぜか普通に存在するタンパク質がプリオンという異常なかたちになる。そしてそれが異常の反応連鎖で脳細胞を死滅させる。

 1990年代イギリスに現れた牛スポンジ状脳症の原因や、世界中に牛肉不安を陥れた要因は、病気が蓄積する脳や脊髄を含めて、畜殺された牛を食べることによって起こされる。研究者は「非定型」についてはあまり知らない。

カリフォルニアでは、農業関係者は他のことも調査している。牛の飼料がこの病気に感染した原因であるかどうか。 牛に牛由来の飼料に使うことは禁止されている。しかし畜殺された牛は鶏の餌になる。そして鶏の排泄物や食べ散らかした鳥の餌は、また牛の飼料となる。 FDA(食と薬品局)は12件の飼料会社を突き止めた。これらは法律を守っていると判断された。  

カリフォルニアの乳牛は、中継所から屠畜場に送られるその日の71頭の牛の一頭だった。遺骸は隔離され、最終的にプラスチックに包装され、近くに埋設されるはずだった。


ひとこと:原発再稼働と同じで、「結論ありき」。「飼料配給会社12社のうち、6社は植物由来のタンパク質しか使っていない。5社は血粉を飼料としている。そのうち1社は豚由来の血粉だけを使っている。2社は羽毛飼料(鶏の糞と牛由来の飼料が混ざっている)を使っている。2社は魚由来の飼料、1社はMBM(肉骨粉)の原因である豚を使っている。」(Food Poisoning Blletin) カリフォルニア州の10歳7ヶ月の乳牛の狂牛病の原因は、牛由来の飼料が原因と考えても不思議ではない。
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