SSブログ

狂牛病(BSE)情報1021 英、隠れヒトの狂牛病は、24,000人か [平成阿房伝]

8月12(土)12  JEREMY LAURANCE The INDEPENDENT


    イギリス人2,000人に1人がCJDのキャリアーか
今回の研究で、脳の病気にかかわるタンパク質を有する人の数は今までの2倍と判明


 英国で感染した肉を食べて、致命的な脳の病気、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)のキャリアーがおよそ24,000人、以前に研究者が推定していた数の2倍である。

 最近の数字は手術で摘出された虫垂、30,000例がもとになっている。病気を引き起こすプリオン、あるいは折りたたまれたタンパク質が存在するかどうかを調べたものである。

10年以上も前になるが、大臣が牛肉は安全であると宣言した。ところが1996年3月、新しい病気、変異型CJDがヒトに発見されたと発表して、前言を取り消さざるをえなくなった

 その病気は牛スポンジ状脳症(BSE)の肉を食べることによってかかる。 同じような病気は、今は禁止されている牛の飼料として牛の残骸を食べさせることで起こる。BSEは狂牛病として知られるようになった。そしてヒトのCJDは、急激な認知症や死となって現れる。

しかし現実に病気を引き起こしたプリオンにかかったヒトは、きわめて低い数字である。1996年英国で初めて変異型CJDが確認されて以来、173例が今までに見つかった。 プリオンのキャリアーの数はきわめて重要である。輸血や十分に消毒されているとは思えない手術器具でこの病気が広がる可能性、計算上のリスクがあるからだ。十分な対策が実施されれば、これらのリスクは小さくすることができる

 今回の数値を公にした健康保護局は、イギリスの大人の人口2,000人にひとりがCJDのキャリアーであると発表した。これは前回2004年は、4,000人にひとりであった。 
 1961年までに生まれた人は、それ以降に生まれた人の2倍のキャリアーであるということ、つまり狂牛病(BSE)に罹った肉を多く食べているということである。しかしまだ発症していない。何らかの理由で発症していない。このことは、このような調査をすることが如何に重要であるかを示している。
 (以下略)


ひとこと:イギリスは最初に狂牛病が発生した国であるが故に、ヒトの狂牛病に関しては敏感である。輸血や手術器具で狂牛病が感染する危険性を警鐘していた。ヒトの狂牛病が現実に発症するまでの潜伏期間は、最高50年としている。とすれば、年いって認知症やアルツハイマー病と診断されても、その中にはヒトの狂牛病(vCJD) が潜んでいる。そうイギリスは判断しているから、このような調査をしているのだ。つまり狂牛病の牛肉をイギリス人は、かなり食べていたことになる
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。