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石のつぶやき547 甲状腺がん検査、信用できるのか [平成阿房伝]

11月18日(日)12 時事通信


     1人が早急な再検査必要=18歳以下の甲状腺検査で―福島



 東京電力福島第1原発事故を受け、福島県が当時18歳以下の子供を対象に実施中の甲状腺検査で、1人ががんの可能性もあるとして早急な再検査が必要とされる「C」判定を受けたことが18日、県民健康管理調査の検討委員会で明らかになった。C判定が出たのは初めて。
 判定を受けたのは当時16~18歳の女性。再検査中で、結果はまだ分かっていない。再検査した福島県立医科大の担当者は「良性、悪性にかかわらず、治療が必要」と説明している。
 甲状腺検査では、しこりや嚢胞(のうほう)がないかあっても小さいものをA、ある程度の大きさがあり2次検査が必要なものをB、直ちに2次検査を要するものをCと、3段階で判定している。
 対象者約36万人のうち、受診を終えたのは約11万4000人。うち1人が甲状腺がんと診断されたが、県立医大は原発事故の影響の可能性は低いとの見方を示している。 

ふたこと:福島県立医大の検査は、信用できるのかと思ってしまう。客観性の問題である。36万人の検査対象があるのであれば、近辺の医学部にも検査の依頼があっても自然な流れであるが、それを県立医大に全てを任せている。なにか意図的なものを感じるというのは、考え過ぎか。  検査対象の人達は、迅速に甲状腺に問題があるかどうかを知りたいはずだ。そうであれば、日本全国から専門医を集めて診断するのが常識、ことは火急の事態であるからだ。それをひとつの大学に任せるのは、尋常ではない。「1人が甲状腺がんと診断されたが、県立医大は原発事故の影響の可能性は低いとの見方を示している」というが、どういう根拠でこのような結論をするのか、理解できない。と同時に当たり前のことをいえば、この年代の甲状腺ガンはどれくらいあり、それが平均値より低い、故に放射能によるものではないとはっきり示さなければならない。どこまでも被曝した人達に安心を提供する大学ではないと、つい疑ってしまう。なぜなら、フクシマ第一原発の本当の姿はいまだに隠蔽されたまま、それで安全と叫んできた東電と国を信用せよといっても、不信が増幅されるだけである。
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