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石のつぶやき689 沖縄は慰霊の日、68回目 [平成阿房伝]

6月23日(日)13 20時01分   毎日新聞


沖縄慰霊の日:仲井真知事「普天間の県外移設強く求める」

 沖縄は23日、沖縄の全戦没者の霊を慰める「慰霊の日」を迎えた。1945年のこの日、住民を巻きこむ地上戦となった沖縄戦で旧日本軍の組織的戦闘が終結した。沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が営まれ、安倍晋三首相や仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事、遺族など約5800人が参列した。

 沖縄戦後に米軍が造った基地は戦後68年になる今も沖縄本島面積の18.3%を占める。基地の大幅な整理縮小が実現しない一方、日米両政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設や、米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄配備で、日本政府と沖縄の溝が深まる中での式典となった。

 安倍首相は追悼式のあいさつで「沖縄が忍んだ犠牲が自分たちを今日あらしめていることを胸に刻んで、静かにこうべをたれたい」と述べた。更に「米軍基地の集中が今なお県民の大きな負担となっている。負担を少しでも軽くするよう全力を尽くす」と語ったが、普天間飛行場やオスプレイなど具体的な課題には触れなかった。

 仲井真知事は平和宣言で「日米両政府に対して一日も早い普天間飛行場の県外移設と日米地位協定の抜本的な見直しを強く求める」と述べた。追悼式で知事が県外移設を求めたのは3年連続。

 沖縄県遺族連合会の照屋苗子会長は「オスプレイ配備は遺族として断じて容認できず、普天間の県外移設も切望する」と述べ、沖縄県議会の喜納昌春議長は「繰り返される沖縄に対する理不尽な扱いは県民にとって我慢の限界を超えている」と訴えた。

 今年の追悼式には小野寺五典防衛相と岸田文雄外相が参列。普天間移設を担当する両相の初参列に、会場周辺では抗議活動もあった。式終了後、小野寺防衛相は「慰霊の日は日本国民全体にとっても深い意味のある日。国の安全保障を預かる一人として戦争の惨禍を二度と繰り返さないことを誓った」とのコメントを出した。また、式には米国のルース駐日大使も出席した。

 公園内にある犠牲者の名を刻んだ平和の礎(いしじ)には今年、62人の名前が追加刻銘され、総刻銘者数は24万1227人になった。【井本義親】



6月23日(日)13  朝日新聞

    沖縄で「慰霊の日」 68回目で防衛・外務相が初参加   




 沖縄は23日、沖縄戦の全戦没者を悼む「慰霊の日」を迎えた。最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)の県営平和祈念公園では県などが主催する追悼式があり、約5800人が参列した。安倍晋三首相のほか、小野寺五典防衛相、岸田文雄外相など閣僚4人も来賓として参加した。正午には1分間の黙祷(もくとう)を捧げ、平和への思いを新たにした。

 仲井真弘多(ひろかず)知事は追悼式の平和宣言で、68年前の戦争で沖縄の人々は「生涯癒やすことのできない深い痛みを負った」と述べ、「私たちは、沖縄戦の教訓を継承するとともに、わが国が築いてきた平和主義の堅持を強く望む」と言及した。また昨年にひき続き、普天間飛行場の県外移設や、日米地位協定の抜本的見直しを日米両政府に求めた。

 参列した安倍首相は「わが国の暦には、格別の意味をもつ日付がある。今日は、そうした大切な日だ」とし、「沖縄が忍んだ犠牲、人々が流した血や涙が、自分たちを今日あらしめていることを深く胸に刻む」と語った。沖縄の米軍基地問題については「負担を少しでも軽くするよう、全力を尽くす」と述べるにとどめた。
 追悼式に外相、防衛相が参加したのは初めて。また日本維新の会の橋下徹共同代表やルース駐日米大使らも出席した。

 沖縄戦では1945年3月末に米軍が慶良間諸島に上陸。6月23日で組織的な戦闘は終わったが、その後も、降伏を拒む多くの軍人や住民が命を落とした。軍民で計約20万人が亡くなった。

ふたこと:日本国はオキナワを犠牲にすることで、本土の米軍の支配を減らしてきたのである。それは本土決戦を避けるための沖縄戦であった。大本営、天皇を護るための捨て石としてのオキナワであった。まさしく捨て石としてオキナワは機能した。皇国日本にあこがれたウチナンチュウは日本軍の命令通りに動いた。捕虜の辱めにならないよう当然、集団自決も経験した。日本軍にも裏切られた。オキナワ、アイヌが日本人ではない如くの状況に日本人は無関心でいた。それはヤマトンチュウにとって都合のよいことであった。アメリカの属国であるのだが、オキナワに属国の姿を押しつけて本土ヤマトンチュウはあたかも独立国を装ったのである。それがアメリカにも好都合で戦略上の要石(キイストン)としてベトナム戦争に荷担したのである、日本は。  安倍はオキナワの負担を「負担を少しでも軽くするよう、全力を尽くす」と言いながら、嘉手納基地の辺野古移転は当然としている。日米地位協定がある限り、オキナワは最大限利用される。振興予算の増大だけでオキナワを棄てる安倍。結局オキナワはそれでいいのだろうか?これはオキナワを永遠のアメリカ基地となる。アメリカはグアム移転は考えていない。日本ほどおいしいところがないことを確認した。オキナワは犠牲を強いられる。そのことに疑問を持つ日本人はあまりにも少ない。これが悲しい現実である。
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