SSブログ

石のつぶやき691 桜宮高校の元教諭、正式裁判に [平成阿房伝]

7月4日(木)13 時事通信


桜宮高元教諭を在宅起訴=体罰問題、正式裁判に―大阪地検-

 大阪市立桜宮高バスケットボール部主将だった2年の男子生徒=当時(17)=が体罰を受けた翌日に自殺した問題で、大阪地検は4日、傷害と暴行の罪で同部顧問だった小村基元教諭(47)=懲戒免職=を大阪地裁に在宅起訴した。元教諭の刑事責任は、公開の裁判で審理されることになった。 地検は認否を明らかにしていないが、起訴の理由について「暴行の態様や、被害者生徒との関係、生徒の保護者の処罰感情を考慮した」と説明している。 


ふたこと:腑に落ちない、流れが違うのではないか、と思う起訴である。そもそもこのような形で起訴する必要があるのかということだ。47歳にして全てを失った。生徒1人を自殺に追い込んだことの重大さは否定しようがない。しかし待って欲しい、スポーツのクラブにおいて体罰、しごきは日常的ではなかったのか。それは勝つことによって昇華されていった。そのようなことが日常化されている日本にやっとまともな姿の部活動の期待が生まれようとしている。それはよい。しかしそれがこのことで彼1人に全ての責任を押しつけて何ごともなかったかのような結論を導くには、早計と言わざるを得ない。スポーツ指導者はこの逆境を単に耐えているだけだろう。何十年もの由緒正しい体罰史観で何の問題もなかった。これからも問題はないというのが趨勢と言えるだろう。1人の教師を罰することより、今ある体罰、しごきの現状を見つめ直すことの方がさらに重要な課題であるはずだ。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。