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石のつぶやき704 胃カメラより「バリウムX線」? [平成阿房伝]

8月19日(月)13 朝日新聞朝刊


  がん検診 国は「胃カメラよりバリウム」

   公費分、実態とずれ

     改訂指針でも継続


 胃がん検診で内視鏡(胃カメラ)を使うことが増えているが、8年ぶりに改訂される厚生労働労省の指針で、これまで同様、バリウムを飲むX線検査が従来通り公費検診で推奨され、内視鏡は推奨されないことがわかった。「死亡の減少が明らかでない」という理由だが、現場の医師から疑問の声も出ている。
 厚労省研究班(主任研究者=斎藤博・国立がん研究センター検診研究部長)が、2005年以降の医学論文の質を評価して指針の改訂作業をした。
 複数の論文で、内視鏡検査により胃がんで死亡が減少する効果が示唆されたが、「研究の室が低い」として、科学的根拠が不十分と判断。公費で行う検診としては「推奨しない」結論づけた。
 ただ自費や企業などの費用負担での内視鏡検診は、十分説明すれば実施は妨げないとした。
 公費で行うがん検診は厚労省指針に基づき行われるが、厚労省の今春の調査では、内視鏡検査をする自治体は、胃がん検診をする全国の自治体の18%に当たる318に達し、3年前より84増えた。(医療担当・大岩ゆり)


ふたこと:これこそ非科学的といわざるを得ない。バリウム飲んでX線検査を行う。疑わしいものがあれば、内視鏡検査をすることになる。二度手間である。はじめから内視鏡検査にすれば、小さなポリープが見つかれば、取り除くこともできる。内視鏡検査を「科学的根拠が不十分」と判断した。これは、既存の権益をを護ったとの意思表明なのである。さらにバリウムを飲んだ後、死亡した人もいるはずだ。その現実を明らかにしなければならない。
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