石のつぶやき７２１ 日系人への差別 ブラジル政府謝罪

10月12日（土）１３ 共同通信


ブラジル、日系人迫害を謝罪 軍政下で差別-


　【リオデジャネイロ共同】ブラジル軍事政権下での人道犯罪を調べる政府の「真実委員会」は１１日までに、第２次世界大戦中や戦後に当時の軍政が日本人移民や日系人を迫害したことを認め、謝罪した。有力紙グロボ（電子版）が伝えた。１０日に行われた聴聞会で同委員会の調査担当者は、日系社会に対し「ブラジル国民を代表して謝罪する」と表明。「背景に人種差別があった」と指摘。政府側が公の場で謝罪するのは初めてとみられる。

　　　慰安婦問題
　旧日本軍の要請などにより各地に慰安所が設けられた。加藤紘一官房長官は、９２年７月、政府の関与を認める調査結果を発表。河野洋平官房長官は９３年８月の談話で「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた」と認めた。（１０月１３日朝日新聞朝刊）

ふたこと：２００７年第一次安倍内閣が「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかった」と閣議決定。２０１２年９月自民党総裁選に臨んだ安倍氏が河野談話を見直す考えを表明。２０１３年１月安倍首相が河野談話について「政治、外交問題化させるべきではない」と軌道修正（１０月１３日朝日新聞） 　ブラジル政府は日系社会に対して、当時の軍政が日本人や日系人を迫害したことを認め公式に謝罪した。アメリカも日本人や日系アメリカ人に対する強制収容があったことを公式に謝罪し、賠償金を払った。 　慰安婦に対する日本政府の立場ははっきりとしている。

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