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石のつぶやき994 オスプレイをキャンセルせよ [平成阿房伝]

5月22日(金)15

    
オスプレイをキャンセルせよ


 海兵隊仕様のオスプレイが墜落炎上した。二人死亡、20人がケガ。低い位置からの落下で、高ければ全員死亡。民家があれば大惨事だ。

 安倍は米両議員議会での演説と引き替えに日本人の命と財産を売った。そのほんの一部、36000億円でオスプレイを購入する約束をした。沖縄だけではないよ、本土でも沖縄同様ちゃんと使うんだから、日本人全体でオスプレイの恐怖に向かいましょうというものだ。ちゃんと沖縄の負担、軽減してますよ。果ては横田基地にまでオスプレイを導入することを嬉々として受け入れた。これでオスプレイ三昧、おまけに横田基地は人口密集地、そこにマリーン仕様よりもっとやばい空軍仕様を持ってきた。アメリカは日本のオスプレイアレルギーにこれでもかというぐらい手を打った。その矢先の事故である。こんなもん喰えるかい、馬鹿にすんな、キャンセルでーいと言わなければ男じゃない。女でもない。ただの阿呆だ。
 この日本の安倍政権の官房長官は、三白眼を宙に浮かし、気の抜けたようなアメリカのいうとおりの答弁をする。落ちたものは安全ではない。一番大きなことなのだ。それが何もたいしたことのなかったように、決まったことは絶対変えられないという信念、いえいえ絶対令(アメリカという神の命令)で動いていて最底辺のパイの分け前にありついている。この悲しい姿は、福島原発と同じ構図である。原発がメルトダウンして燃料棒がどこにあるかは未だわからないのに、再稼働しようとしている。それが世界で一番厳しい安全基準をクリアーしたからであるという。消費期限40年をさらに20年延長しようと目論む。科学の常識からはかけ離れたことをしても世界一厳しい基準、いったいどの基準?原発がメルトダウンして燃料棒がどこにあるかもわからず、放射能だけは未だに大量にまき散らしている。さらに追い打ちをかけるように避難困難地域を縮小し元のように帰還させ、補償金を打ち切ろうと企む。
 事故の検証がなされて初めて、原発をどうするかという話にならなければならない。結論は、廃炉でしかない。原発という「機械の基準」が万が一「いける」としても、「人間の基準」(放射能被爆から完全に避難できるシェルターの確保)が何もできていない。絵空事に終始している。福島第一をきちんと検証すれば何が可能か不可能か、明々白々である。
 本家本元の米国は、「人間基準」ができていなければ原発の建設もできないことになっている。とてつもない事故を起こした日本は、何も学習していない。しかしこれも日米地位協定のように、日米原子炉協定が神の存在なのか、はたまた美しい日本の意思なのか。電気料金の値上げの恫喝でもって原発の再稼働を急ぐ。なぜ値上げをしなければならないのか、理由は皆目見当がつかない。火燃原料費が膨大で、原発なら一番安くすむという。笑止、廃炉を含めた使用済み核燃料のコストは全く考えられていない。片付けられないもの、永遠の世界だ。地球の存続にも関わる。ところが原子力ムラのいうことは、発電コストが一番安く、二酸化炭素も排出しない、ことさらに幼稚なトリックを強調し、くり返ししつこくしつこくいえば、ここ日本の人は納得する、それをマーケティングで学んだ。原発コストは安い、電気料金は成長戦略、原発再稼働。
 燃料費が具体的にいくらで購入しているか明細はない。そんなもん信用できるかい。中身がわからずに日本政府はアメリカの言いなりで何事も受け入れてきた。
 安倍は「戦後レジームからの脱却」としつこく宣うてきた。当然日本帝国主義への回帰、強いアジアの盟主よ今一度。と思うた。アメリカ議会での演説は、「アメリカの奴隷」になりますと宣言した。そうであればオスプレイのキャンセルなどあり得ない。
 安倍は日本人の生命と財産をアメリカに売った。
タグ:オスプレイ
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