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石のつぶやき1044 辺野古3自治会への国税投入、さらに増額 [平成阿房伝]

ふたこと:前にも書いたことだ。通常あり得ないことを、法的におかしいことを平気でやるのが安倍政権なのだ。自治会に直接公金を撒く。意図が見え見え。辺野古移設賛成に税金を投入する。買収である。それも3地区だけ。こんなことに恒久的な立法措置をとる。時限立法でもあり得ない。なりふり構わず、沖縄の民意を踏みにじろうとする安倍中央政権。何でもあり、今に始まったことではない。立憲主義ではないのですから・・・。その結果、アメリカの言いなりの奴隷として日本人はアメリカに仕えなければならない。「戦後レジームの脱却」がこれかよ、日本帝国主義を標榜したのではなかったのか?岸信介が、奴隷の道を選ばされたのだから、それでよいのか? そんな安倍政権にとって沖縄はどうでもよいわけだ。オキナワはアメリカへの人身御供か。
6月6日(月)16  朝日新聞朝刊

社説

         自治会に公金   地域を壊す禁じ手だ


 米軍基地再編にかかわる交付金をめぐって、政府が法改正に乗り出す基地負担の受け入れに応じて金を渡す対象を、これまでの市町村(自治体)だけでなく、任意団体である自治会にも広げるところがみそだ。

 政府は昨年度、沖縄県の普天間飛行場の移設に絡み、ある策を講じた。移設を拒んでいる名護市を通さず、移設予定地に近い同市周辺の三つの自治会に直接、計3900万円を配ったのだ。今年度は7800万円に増やす

 現行法が来春期限切れになるのを機に、この仕組みを制度化し、辺野古移設を政府ペースで進める狙いがあるようだ。

 この改正に反対する。理由は四つある。

 第1に、交付金を受け取る自治会と受け取らない自治会の間に溝ができ、同じ自治体の住民どうしが対立する構図を招きかねない。連帯感や共助の精神で成り立つ社会を、政府が税金を投じて壊してゆくことになれば、あまりに理不尽だ。

 第2は、税金の使い方として疑問がぬぐえないことだ。
 三つの自治会は投票で選ばれた区長と住民代表らが相談し、防災倉庫などに充てるという。だが、支出の妥当性を判断する基準はあいまいだし、その是非を判断する議会もない

 第3に、政府が市町村の頭越しに公金を出せば、統治のあり方を根幹からゆがめかねないことだ。そもそも地域の要望を束ね、採否を決めて実行するのは市町村の仕事だ。首長と議会で優先順位をつけ、その責任をとる。監査委員もいる。
こうした地方政府としての自治体の機能は、分権改革で強まり、国と地方は「上下・主従」の関係から「対等・協力」の関係になったはずだ。自治体を無視するかのような政府の姿勢は、市町村を国の下部組織と見なしているとしか思えない。

 第4は、自治体を通さない補助金支出は事実上、辺野古という極めて限られた地域への適用を念頭に置いていることだ。
 そうした法律を、国全体の法秩序を守る立場の政府がつくるのが適当だとは思えない。確かに、この法律の対象は沖縄だけではない。だが、現時点で辺野古以外の自治会に交付金を出す予定はあるのか。あるなら示してほしい。

 こんなやり方を認めてしまえば、基地問題だけでなく、例えば放射能廃棄物の最終処分場建設など、引き受ける自治体が見つかっていない問題でも、同じ手法が使われる恐れはないか。
そう懸念せざるを得ない。

 
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