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石のつぶやき730 生まれてくることに差別する民法、戸籍法 [平成阿房伝]

11月5日(火)13 毎日新聞


<婚外子>相続半分規定を削除 民法改正案を自民部会が了承




 自民党法務部会(部会長・大塚拓衆院議員)は5日、結婚していない男女間の子(婚外子)の遺産相続分を、法律上の夫婦の子(嫡出子)の半分とする規定を削除する民法改正案を了承した。法案は近く閣議決定され、今国会で審議入りする見通し。今国会中に成立すれば数日後に施行されるため、婚外子の相続格差の解消が年内に実現する可能性が出てきた

 一方、出生届に「嫡出子または嫡出でない子(婚外子)の別」の記載を義務付けた規定を削除する戸籍法の改正案については、部会内で「民法の規定のように司法で違憲判断がされたわけではない」などとの反対意見が多く、了承されなかった法務省は民法改正案と戸籍法改正案をセットで提出する方針だったが、戸籍法の改正は断念を迫られそうだ。

 また部会は、保守系議員の「民法改正で法律婚制度が崩壊する」との懸念を払拭(ふっしょく)するため、党内に「『家族の絆を守る』特命委員会」を設けるとともに、法務省内にワーキングチームを設置し、両者が連携しながら法律上の配偶者を保護する相続法制の在り方について1年をめどに施策をとりまとめるよう求めることにした。【伊藤一郎】


ふたこと:生まれた子供にとって親の事情は関知するところではない。あずかり知らないことだ。この世に生を受けたという事実は、紛れもなくたれにも等しい自然現象である。そのことに差をつけるという発想は結婚という枠組みの中でのみ、人間として認められるという錯覚をつくってしまった。その錯覚は男優位の社会を反映する。家族の枠組みは男中心の女蔑視の明治以来この方の貧しい、寄る辺ない男の悲しい砦にしか過ぎない。  等しく生まれた生が、価値半分にしかならないということなんてあり得ないことですよね。
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