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狂牛病(BSE)情報1097 敷島パンで「カルキ臭」 [平成阿房伝]

1月7日(火)14 読売新聞


和菓子に「カルキ臭」と苦情、敷島製パン回収へ

 大手食品会社「敷島製パン」(名古屋市東区)は7日、同社が製造した和菓子の一部で、殺虫剤などの原料となる化学物質「ジクロロフェノール」が検出されたとして、焼きまんじゅう「なごやん」など17種類、計約44万5000個を自主回収すると発表した。

 食べても健康には影響がない程度の量という。
 回収対象は、同社刈谷工場(愛知県刈谷市)で昨年12月23日~30日に製造された焼き菓子や生和菓子。同31日以降、客から「カルキ臭がする」などの苦情が7日までに40件寄せられ、客から商品の提供を受けて分析した結果、ジクロロフェノールがなごやん1個あたり最大25ppb(ppbは10億分の1)の濃度で検出された。

 2日の製造開始前、白あんの原料となる米国産の白インゲン豆から塩素臭がして、ジクロロフェノールが検出された製造過程では使わないため、敷島製パン広報室は「輸入時か、仕入れ業者の保管中に付いたのではないか」と話している。

 同社は商品の返品や代金の返却を受け付ける。問い合わせは専用フリーダイヤル(0120・877・835)。
2,4-ジクロロフェノール用途
本物質の主な用途は、有機リン系の殺虫剤(ECP、プロチオホス)および殺菌剤(ホスダイフェン(1994 年 1 月 12 日農薬登録失効))、フェノキシ系除草剤(2,4-PA(または 2,4-D)、ビフェノックス(2007 年 1 月 25 日農薬登録失効))や除草剤(オキサジアゾン)の原料とされている14)。
物質は、有機物を含む水の塩素処理により生成する15)。製紙工場の漂白工程排水に含まれる16)。本物質は農薬に不純物として含まれ、土壌に排出される可能性があり17)、また、農薬の分解により生成する場合がある17)。廃棄物、石炭、木材、泥炭の燃焼により本物質が生じる16), 18), 19)。

ひとこと:ジクロロフェノールは、食品に含まれてもよいものかという根本的な問いには答えていない。「カルキ臭」がするということで、回収することにしたというだけである。 食べても健康には影響がない程度の量という。原発事故当時の枝野官房長官の言辞を思い浮かべる。決して安全でないものを、安全だと言い切った。同様の言いぐさなのだ。マルハニチロも同様の物言いをした。ところがとんでもない間違い、健康に影響を与える根本的な数値を間違ったという。影響がないということを急ぐあまり、真摯な対応をおろそかにしている。食材詐称、詐欺が公然と行われている日本では、所詮人の命が安くなっていく。安倍政権の、国民の命が安くなる代わりに「国益」が守られるというパラドックスが現実味を帯びてきた。気がついたらでは、遅すぎる。
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